The Helvetica Book ヘルベチカの本
2005年の著作です。ヘルベチカについての当時の見解や資料などを紹介しています。当時国内外のヘルベチカ書体に関わる方達へのインタビューや資料協力を仰ぎ、2005年当時(*)の貴重な現存資料を元にヘルベチカ書体の足跡を辿った本です。デジタルではないヘルベチカ活字資料を正確に忠実に再現複製もしています。
ページデータの一部を抜粋します。
ミューラーブロックマン、カールゲルストナー、ラーズミューラなどヘルベチカに所縁のあるクリエイター達の書籍
ライノタイプ社のノイエヘルベチカファミリーCD-ROM
台割り〜ヘルベチカの本
00年代にラフォーレ原宿などで行われたヘルベチカ生誕50周年記念イベントへの「ヘルベチカの本」パネル展示。アクチデンツグロテスク、ユニバースとの全グリフ比較図など。
昭和48年ヘルベチカがベースとなったであろう(公式未発表含む)国内外の有名企業などのロゴの検証。
ヘルベチカについての取材記録(現物が残っておらず校正のみ)
三省堂ことばパティオ第49回 ヘルベチカが世界中で愛されている理由
出版社からのコメント
デザインに関わる人なら、「ヘルベチカ」というフォントをご存じでしょう。グラフィックデザインの世界だけでなく、ブランドのロゴに使われていたり、各国の道路標識に使われていたり、世界中でもっとも好まれ、使われているフォントといっても過言ではありません。このヘルベチカとはいったいどんなフォントなのかを、その歴史と生い立ち、特徴を、豊富なビジュアルで解説していきます。日本で初めての「ヘルベチカ」の本です。
世界でいちばん有名な欧文書体「ヘルベチカ」のすべて。デザイナーなら誰もが知ってる、誰でも使ってる?!空気のような書体。クセのない書体。それが逆に使いやすくもある書体。でも、ヘルベチカとは一体いつ、誰が、どこで作ったの?そんなあなたの疑問にお答えする、初めての「ヘルベチカ」の本。
著者:大谷秀映
単行本: 127ページ
出版社: エムディエヌコーポレーション (2005/11)
ISBN-13: 978-4844358305
発売日: 2005/11
*ヘルベチカについて日本語で書かれた本としてその後2009年に「Helvetica forever ヘルベチカ・フォーエバー -タイプフェイスをこえて-」ヴィクトール・マルシー (著, 編集), 小泉 均 (監修), ラース・ミューラー (編集), 森屋 利夫 (翻訳)が出版されました。小泉 均氏には「ヘルベチカの本」でも貴重な資料協力などいただきましたがヘルベチカ書体についてより理解を深めたいならば「Helvetica forever ヘルベチカ・フォーエバー -タイプフェイスをこえて」を読むことをお勧めします。