入口の造作【其の参】

扉は横スライド方式にすることにしました。戸車がついてガラガラっと開ける古風なタイプを作ることにしました。扉の高さは2150mmとかなり高いです。

材料は46x36mm角の杉材垂木です。3mの長尺木材を切って作ります↓。
垂木

戸車用の溝を彫るためスミつけ↓。
戸車の溝スミツケ

木材に溝を彫るにはトリマを使います↓。
トリマ

こんな具合に3cmの深さの溝を彫りました。ドリルと違って刃先が超高速回転します。危険な工具なのでゴーグル必須↓。
戸車用の溝

使ったのはリョービの上位機種。モーターがいきなり全力回転するのではなくソフトスタートなので使いやすいトリマです。サンダーなどにも云えることですがソフトスタートマシンは扱いやすい。工具は高いほうが便利な機能が付いていて使いやすいです。刃先を照らすLEDライトも付いてます。
リョービ(RYOBI) 電子トリマ TRE-60V 軸径6mm 628616A

戸車取り付け完了。気をつけてネジを締めないとクルマが曲がってしまいます。一度失敗しました↓。
戸車取り付け

外観はこんな感じ。おしゃれなカフェになるように考えているつもりですが扉の窓は上下のちょうど中心にくるようにしてます。
扉

とりあえず一旦骨組みの完成です↓。
扉

作業的には四分の一位です。また続きます。

入口の造作【其の壱】

木材の銘柄

入口の本格工事に入りました。店の外観は重要だと思っています。頑丈且つシンプルに、個性的に作るのが目標です。通常は大工さんに発注するところですが自分で作る事に。しかし角材は重いし、どうやって組めばいいんだろうとここ2〜3ヶ月の間、他の工事の合間にずっと考えたり仮組みでテストしていました。

3m長の90mm角ベイマツ材を6本注文↓。
ベイマツ

DIYなどで少し木材をいじったことのある方ならわかりますが90mmもの太さの角材はどうやって伐るのかが不思議かと思います。

充電式の小型電気ノコギリは伐れる木材の深さが47mmまでなので上下2回に分けて伐っているのです。ただし歯数が一番多く細かいノコ盤と、そして完全に垂直に真っすぐ伐るには慣れが必要です。それでもわずかにずれた部分はベルトサンダーで削ってます↓。
9cm角材を電ノコで伐る

以前は寸法を出して木材を伐ってもらったものを発注しなければならなかったのですが自分で正確に伐れるようになったので作業の巾が飛躍的に広がりました↓。
木材を伐る

伐った木材にはザグリで接続ボルト用の孔を空けていきます↓。
木材にザグリで孔を空ける

相当重量のある木材なのでボルトも大きめ。9x125mm長さのニッケルボルト↓。
9x125ボルト

下部分を組みました↓。
枠組み

床のコンクリートに取り付け↓。
木材を組んだものを取り付け

縦の支柱にはボルトを打ち込めないので床に鉄筋アンカー埋め込み↓。
床に鉄筋アンカー

床のコンクリートには専用のドリルで孔を空け、床用にはさらに頑丈な10x125mmのステンレスボルト使用。ニッケルボルトに比べて値段が倍以上するのでコストを考えて地面部分などの必要な箇所のみステンレス↓。
床にボルト埋め込み

レベルが出るまで木材調整。正確に木材を伐ったとしても実際組むと微妙な誤差が出るので一旦組んだ木材をレベルを測り、狂っていたらまた分解して削って水平になるまで調整↓。
水準器付きメジャー

入口の下部分の完成です。床にはボルト3カ所打ち付け、横ラインもボルトでしっかり留めてますので相当がっしりした作りで人が乗ってもビクともしません。また糊付けなどの固定はしていないのでボルトを外せば分解できるようになっています↓。
入口下部分完成。

翌日、入口の天井部分床モジュールと同様相似形の造作です。床の造作とまったく同じ作業ですが支えていないとならないので床作業より大変↓。
入口上部分

こんな感じで完成。一番大変だと思っていた作業ができたのでうれしい↓。
天井部分完成

上下できました。当初グリッド状の予定でしたがボルトでの補強が物理的に不可能ということが判明しましたので真ん中部分は縦に2分割することにしました。分解組み立てが容易な店舗入口。やろうと思えば1〜2時間で全開放可能↓。
入口木材枠完成

木材の銘柄刻印はそのまま残すことにしました。また、表面もなるべくベイマツ本来の素材感を活かし研磨はしません。
木材の銘柄

店の営業時間中など、客席と往来との目線レベル外しのため通常は閉めていて、必要があれば可倒式になる天板を兼ねる外壁を考えてます。作業台としてのほか自然光での小物撮影に使うつもりです↓。
可動式天板

これで枠組みがほぼ完成です。

浄水器周りの完成

エバーピュア浄水器

キッチン背面ステンレス壁への浄水器取り付け完成です。配管の鍍金仕上げ、水平垂直具合とステンレス壁面への映り込み、圧力ゲージ追加などとにかく美しさにこだわりました。浄水器というと一般には隠しておくものですが、前面に出したおしゃれな浄水器になりました。製氷機へも通水しました。

天井吊り棚
当店オリジナル天井吊り棚。試しに珈琲グッヅを置いてみました。

天井吊り棚
天井吊り棚は現在2カ所。増設する予定です。

タカヒロ珈琲ケトル
珈琲ケトルの蓋に孔を空けて湯温計が蓋のツマミになるように工夫して作ってみました。タカヒロ製のカスタムステンレスケトルです。珈琲の味が最適になるように湯温を正確に計ってドリップします。

本棚
カウンター下に作った本棚に本を置いてみました。明治教科書明朝CD-ROMと見本帳カタログです。